2010年10月3日日曜日

削って無限遠

今回レンズネタです。かなり長文になります。すいません。
マウントアダプターは、他社規格のレンズを使えるようになる便利アイテムですが
たまに無限遠が出ない場合があります。
今回はその出ない無限遠をなんとか出してみようと・・・
左 Killfitt Makro-Kilar D 3.5/40  EXT
   エキザクタマウント-Eosアダプターは元々無限遠が出ません。
   フルサイズ用の対策らしいですが、そんな仕様だそうです。
右 contax distagon 4/18 AEG
  ヤシコン-Eosアダプターもレンズの組み合わせによって無限遠が出ない場合があります。
  公開されている規格の寸法でも合わないそうです。加工公差ってやつですかね。
 
 
さて、今回加工する部分は
マクロキラーはレンズのマウント部分。マイナスネジ3本で簡単に外れます。
contaxの方は、マウントアダプターの内輪。これもプラスネジ3本で外れます。
(アダプターのメーカーによって取れない物も有ります。)
 
 
まず、マクロキラー。
外したマウント部の内側(外から見えない部分)を、ひたすら削ります。
削って-エアで吹かして-アルコールで拭いて-取り付けて-テスト撮影
これを何回も繰り返します。何を基準に削ったか? ズバリ勘です。
あくまでも私のケースですので、削って失敗されても責任は持てません。
 
 
Killfitt Makro-Kilar D 3.5/40  
一応完成。これ位なら、まあ自分基準でOKです。
前は6m離れると全く使えませんでしたから。
 
 
今度はcontax-Eosアダプターの内輪を外し、内側を同じように削ります。
部品が細くてちょっとやりにくい・・・ (良い子の皆さんは真似しないように)
 
 
contax distagon 4/18 AEG
テスト撮影。さすが18mm超ワイドです。
 
 
ワイドすぎて良くわからんので、拡大。まあこんなもんですか。
AFアシストチップも、ちゃんと作動するので良しとしましょう。
 
 
おまけ。やっと家でも咲き始めました。
Killfitt Makro-Kilar D 3.5/40  元々マクロなので近くは得意です。
 

6 件のコメント:

酔太キシン さんのコメント...

何かすごいですね!
標準と望遠レンズの使い分けしかできない私には、何の事やらさっぱり。。

Tkmキシン さんのコメント...

マウントを削って薄くして無限遠の調整とは・・荒業のようですが確実なんでしょうね。
私のタクマーはピントリングのイモネジ3本緩めて調整すれば良いみたいですが・・・

Eosキシン さんのコメント...

 どちらも元の規格のカメラに使用すれば全く異常ないと思います。アダプターの寸法が微妙に合ってないのでしょう。
マクロキラーは後玉がこれ以上下がらない所まで来ていますので、調整は不可。
distagonを分解するのはちょっと・・・という訳で、取り外しの利く部分を加工しました。
 EXTはあまり人気が無いようで、マクロキラーのEXTマウント部分のみをヤフオクで千円位で時々見かけます。実は失敗しても保険が利くと・・・

moaiキシン さんのコメント...

Eosさん、
私も、マウントを削ってとか、よくわかりません。
私は、小さい作業は老眼のため、まったく無理です。カメラの調子が悪い時は、よろしくお願いします。
今年は異常気象のため、彼岸花とコスモスが
同時に咲いてます。明日にでも撮影に行きます。

DJキシン さんのコメント...

moaiさん決して328を分解しないように・・・
Tkmさん手元にあるジャンク品をEosさんに見習ってランクA品に仕上げましょう。

キシンのケン さんのコメント...

EosさんとTkmさんは定年後の仕事が決まってますね!趣味から職人・商売人へ・・