2009年10月21日水曜日

Takumarで常盤公園

50年前くらいに父が購入し、ここ10年以上放置されていたPENTAX用レンズを掃除してみました。Takumarの分解は初級レベルということでかなり簡単でした。まあまあ綺麗になったと思います。(ごめんなさい。かなり長文です。)

(左)Auto-Takumar 2/55  PENTAX S2付属の標準レンズ
半自動絞りの為、開放用レバー付。(デジでは使いませんが・・)
(右)Super-Takumar 3.5/35 PENTAX SV付属の広角レンズ  自動絞りで切り替えスイッチ付。
共に当時の普及価格帯モデルで製造数が多く希少価値などありません。 ジャンク品なら1000円以下で売られている事があります。


(左)PENTAX純正のフード
(右)純正フードが見つからないのでPENTAX DA40用の現行品フードを取付。(40mm用ですが近い数値なんで代用)

現代日本彫刻展でこの2本を使用してみました。まず35mmから。
モデルになって頂いたのは常盤公園の大ベテラン「蟻の城」。
右下は「円弧すべり」。
・ごく普通に写っています。目立つ湾曲・周辺減光もなし。

「public protective room 」
(私は勝手に「ジェンガの門」と呼んでいます)
「あなたと・・・(わすれてしまったこと)」というタイトル。
(この辺になると私の理解力を段々超越していくような・・・)
ここでトラブル発生。画面内に光源はないのですが、シャワーゴーストが。しかし 意図して使えば演出用になるかも。(CRチャングムみたいに?)

次に55mm。
・これもごく普通の写り。現代のレンズに比べると少しソフトな描写。
「大地の日月」
そう言われれば月と太陽かと思いますがタイトル聞くまでは「犬」だと・・
「空洞系」
・レンズには意地悪なパープルフリンジの出易い金属製ですが、意外とTakumar健闘しています。

「帰ってきた」
この椅子に座って何が見えるのでしょうか?(それは御自分で確かめて下さい。)   

(35mmはF5.6  55mmはF4で絞り優先AE撮影しています。)
レンズの結論から言うと2本とも無茶な条件でない限り普通に十分写るということです。東独・露製ほどの個性はありませんが、50年近く前の普及価格帯の製品が現役で「普通」に使用できるという、いかにも日本的な生真面目な造り。凄いことだと思います。 
 
さて、あなたが作られたものが50年後どうなっているでしょうか?

3 件のコメント:

DJキシン さんのコメント...

50年前のレンズが見事に復活しちゃいましたね。
またコレクションの仲間入り~。今日はこのレンズだけで撮影とか決めて行かないと大荷物になりますよ。
徳山動物園に現れる怪しいお兄さんのように・・・。

Tkmキシン さんのコメント...

昔のレンズを分解掃除し、それをデジタルで使用できるのは良いですね。(D80ではAE撮影は出来ません)今は無いけど・・みたいなオールドレンズで撮影も良いでしょうね。(Eosさんは実践されてますが・・)

Eosキシン さんのコメント...

出かける時に大量に持って行っても結局使わず重いだけ・・なんてことも有りますので、最近ではズーム1本に単焦点1~2本という事が多いですね。
古いレンズを再生というのもなかなか楽しいですよ。色々合体可能なMicro-Fourthridsも面白そうですが。