2012年8月4日土曜日

黄変レンズ対策

OLDレンズの中には特性アップの為、酸化トリウムを含有するものが有りますが
Super Takumar 50mm F1.4は、国産レンズの中では特に比率が高いようで
γ線は、このような数値に。
9.85μsv/h (私所有のものがこの数値で、製造時期でバラつきが有ります。)

γ線が出るという事は・・ レンズが黄変している可能性が非常に高いということで・・・
(ブラウニング現象と言うそうです。)
前玉は問題ありませんが、後玉が変色しています。

これをどうするかと言うと・・・ 日光浴です。
太陽の紫外線を浴びせると、色が消える?? 嘘の様な話ですが・・・・

日輪の力を借りて・・・ なんて決め台詞が昔あったような気がしますが・・・
4日間、日光を浴びせた結果がこれ。 色が消えてますね。。

Before (組み立て状態)

After  (ついでに掃除もしてきれいに・・)

早速試写。
ファインダー内が黄色く染まる・・ なんて現象も無くなりました。

念のため黄色い物も。時に問題ないようです。

3 件のコメント:

Mimiキシン さんのコメント...

さすが、技術屋さん!!。
自分のミノルタXE-dもオーバーホールお願いします。

Tkmキシン さんのコメント...

家にもスパータクマー50mmF1.4が2つあります。
1ケは分解してガラスレンズのみ倉庫の中で、

もう1ケは非アトムの8枚玉です。
写りはアトムレンズの方が上と思います。
黄変がなくなるのは良いですが放射能は・・・
レンズ分解掃除、実写は楽しいですね。

moaiキシン さんのコメント...

さすが、EOSさん、
私が分解すれば、バラバラになって
組み立てる事が出来ないのがMoaiちゃん
です。