子供の宿題用に簡易式放射線測定器をお借りできたので
ついでに、私所有のレンズも計らせてもらいました。
一応測れるものは・・・と言うことで古いものから現行レンズまで色々と計測しました。
現代のAFレンズは規制がかかっているので当然の如く変化なし。
(鉛でさえ使えない、エコガラスとプラスチックですからね・・・)
鉛や放射生物質の酸化トリウムを添加するとレンズの光学特性が改善される
と言う事で昔は色々使われていましたが・・・
因みに装飾品のクリスタルガラスは酸化鉛入りです。
終わりの方にに焦点距離順に一覧表にしています。
我が家での基準値となります。何も無い状態。
バックグランド。0.053μsv/h マイクロシーベルト/アワー と読みます。
少し怪しいと噂のあったゼブラ模様のzeiss jena Flektogon4/20
しかし、全く変化なし。
国産最強と言われる、pentax Super-Takumar50mm F1.4
桁違いの9.850μsv/h バックグランドの185倍以上!!
Tkmさん所有のも間違いなく出てますよ。
Takumarより絶対数が少ないのであまり話題になりませんが・・・
キルフィット・マクロキラーD 3.5/40 少しありますね。
バックグランドの4倍程度。
一覧です。
もし、影響が出るならフィルム側なので後玉をメインに測定しています。
この数値はあくまでも私所有の物の測定値なので全ての製品がそうなるわけではありません。
(他の方の所有品で検出された事がある製品でも出ない個体も有る。
TakumarでもLotによって検出数値の違いが有る と言うことです。)
Takumar50mm F1.4がかなり出ているので危険か?というとそういう事はありません。
胸部レントゲン撮影が1回で0.1msv つまり100μsvの放射線を受けることになりますが、
Takumarの9.85μsv/hとは一時間Takumarを身体に密着させ続けて9.85μsv(レントゲンの1/10)
となるので思ったほどの数値ではありません。
因みに家の防湿庫では特に隔離などしていませんが、他のレンズに放射線が影響するなんて事は
ありません。心配な方は古いものは買わない・使わないといった選択が賢明です。
描写が気に入った方が使えばいいだけの事です。レンズは他にいくらでもありますから。
(どうも長くなりました・・・・・ こういうのは疲れますね・・)
7 件のコメント:
レンズから、放射線が出るなんて、
初めて知りました。
Eosさんはなんでも知っていますね。
タクマー50mmF1.4がマクロキラーをぶっちぎってダントツですね。
え!ウチには標準タクマーが6ケありますが、×6でX線の1/2?・・怖いですね。
何か危ない物をお持ちの様ですね。
古いレンズならではのようですが勉強になります。
これで子供の宿題は完璧なレポートを出せますね。わざわざ文部科学省からお借りしてデーター取りされる人は中々お目にかかれません。
良いレンズって怖いんですね。
一時間でレントゲンの1/10なら・・
と思いましたが
臆病者のわたしには枕元にはちょっと・・・
私も初めて知りました。ビックリです!
現行レンズには放射線はありませんのでご安心を。あくまでも40年くらい前の一部のレンズの話です。
今回の測定で古い東ドイツやソ連製レンズからは検出されませんでした。トリウム無しであの光学特性・描写は立派なものです。現在のレンズはコーティングでコントロールしているようです。(何処のメーカーも新コーティングの技術的宣伝ばかりですよね。)
Tkmさんタクマー6本ですか!!参りました。(TkmとはTa Ku Mar だったりして・・・)
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