2011年10月15日土曜日

35mmレンズテスト

機材ネタで申し訳ありません・・ 長文・データもデカイ(かなり圧縮しましたが)
旧式35mmレンズ3本の比較テストをしてみました。
左 carl zeiss jena Flektogon 35 F2.4 ( M42) 東独zeiss製 電気接点付でかなり末期の製品。
中 Ai nikkor 35 F2-S    (Nikon-F)     1995年まで作られていたNikonの製品。この中では最新。
右 Pentax Super-Takumar 35 F3.5  (M42)  Pentaxの約50年前のレンズ。安いものは1000円程度。
  
接近戦テストから。モデルになってもらったのはJupiter9とFlektogon4/20。
三脚固定、絞り開放、ライブビュー10倍拡大で「Carl Zeiss」のCにピント合わせ。
その後に絞りを動かすという、現在のAF・自動絞りのやり方を手動で行っています。
  
それぞれの開放F値で。
Flektogonの前ボケは独特で、グルグルボケの傾向が。。
  
F4での比較。中・右の2本は前ボケが収まってきているが、Flektogonは、まだ少し・・
  
F5.6の比較。画像はリサイズ以外の加工は全くしていません。
Takumarが少し小さく見えますが・・Takumarが35mmなら他の2本は37mmくらいかも。
厳密に35mmでは無いと言う話を聞いた事がありますので。
そう言えばロシアレンズのMirは37mmと表記していますね。
 
屋外で後ボケのテスト。
ピント位置は写りこんだ「蟻の城」
  
開放値。当然ながらNikkorのボケが一番大きい。
 
F5.6。 Flektogonの後ボケが一番少ない。接近戦の結果と合わせると・・
Flektogonは絞りによるピントの移動が起きている可能性が・・
(奥側へずれていっている。これがグルグルボケの秘密? )
写りこみの描写は・・個人的な好みは中央ですね。
  
夕暮れで条件悪いのですが・・色のテスト。 ピント位置はバッターの頭中央・帽子のフチ。
   
F4。 青の色はFlektogon 。金属の光沢はNikkor 。Takumarは平均値か。(個人の感想です。)
 
今回、一番安いTakumarが健闘してますが、逆光には非常に弱いので注意が必要です。
興味を持たれた方、アダプタ沼で遊んでみませんか? L沼より、格段にお安いですよ。
操作は全て手動ですが・・・

7 件のコメント:

Tkmキシン さんのコメント...

違いは微妙ですが好み的にはFlektogon > nikkor > Takumarの順です。
値段順かな?Takumarは値段の割には検討してますね。
露出も癖と言うか違いが出てますね。
Mレンズは撮る操作が必要なので楽しいですね。

米米キシン さんのコメント...

M42マウントですか・・・
昔天体写真のためにペンタのS2を
中古で買って、その時におまけで
買ったのが50mm(Sマウント)
でした、、、

レトロ感が横走りのシャッター幕に似合って
いると思っていたのですが、、、
まさかデジカメ時代に復活するとは、、、

DJキシン さんのコメント...

雨降りの休日のブログアップお疲れさま。【アップまで時間が掛かったでしょう】
あまり沼に誘うとすぐに蟻地獄に吸い込まれる人がいるので注意して下さいね。

Eosキシン さんのコメント...

この手の比較ものは、撮影も編集も時間がかかりました・・・ 本当はもっと大きな画像でアップした方が解り易いのですが、容量の問題もありますし・・・
Tkmさん、確かに値段順かもしれませんね。
Flektogonは遠景を撮ると周辺部(特にフォーカス部よりも近距離の所)に流れが出る。
マクロ的アップで撮るとグルグルボケがでる。といった癖がありますが、クセ玉を使うのもまた楽しいものです。
TakumarはCP抜群に高いですね。これだけ写れば十分でしょう。弱点は逆光ですが・・
Nikkorは一番新しいだけあって特に問題はありません。失敗したくないときはNikkorかな。

酔太キシン さんのコメント...

私の頭ではなんの事やらさっぱり分かりませんけれど、
今夜もグルグルボケなんで
Flektogonでしょうか??

moaiキシン さんのコメント...

私も、酔太さん同様、わけがわかりません。
Eosさんは何を使われてもいい写真です。
それだけはわかるMoaiちゃんです。
今日は、新幹線基地(博多)に行く
予定でしたが、中止しました。
米米キシンさんを見習って
秋を探しに行って来ます。
そろそろ、出発します。

hibri。キシン さんのコメント...

EOSさんお疲れ様です
自分には違いがわからないので
買うとしても
タクマーですね